arT’vel -Review- : art × Travel/旅×アート レビュー

ライターKababon(旅行、旅行業、舞台芸術);旅と舞台(主にバレエ、音楽)についての覚え書き

ウィーン(1):入墺は椿三十郎とともに

ウィーンにおります。
たった4泊6日ですが(T_T) 取材の悲しさ。

飛行機は当然ながらオーストリア航空(OS)さん。
OSは個人的にとても好きな航空会社です。
飯もかなり美味い方だし、サービスもいいし。
欧州へ行く時は極力OS利用です。
でも、やはり噂のサーチャージ、欧州は高いですね(T_T)
ウィーン往復で今回は約3万3000円でした。
アジアの格安往復出ちゃうじゃん(@_@)

機内の映画は「椿三十郎」を見てました。
こういう機内映画で日本の映画を見る面白さの一つに、「貴重な機会」ってのがあるんですね。
日本の映画を英語の字幕付きで見られるという。
しかも時代もの。
「岡目八目」という諺や「抜き身の刀」、「大目付」だの「城代」だのといったサムライ用語にどういう言葉が当てられているのかがとっても興味があったんです。
切腹はまんま「hara-kiri」なのが笑えましたが(^_^;)

ちなみに「椿三十郎」は織田裕二のやつです。
脚本などは黒澤版を変えない、という条件付きで制作したと聞いています。
なんだ、ただ役者が違ってカラーになっただけ?と思っていましたが。
これがなかなか良くて、あの三十郎のひょうひょうとしたキャラを織田裕二がよく演じてます。
てか、織田裕二ってこんないい役者だった??
室戸半兵衛の豊川悦司も全然別人みたいで、人相までどぎつく変わってるように見えました。
こんな役できる人だったんだ~、とちょっと感動。
一番の名演は中村玉緒の天然奥方様だと思いますが。
てか、あれは演じてるんじゃなくて、まんまだったのかな??
私の大好きな「10人だ!」の場面もカッコ良しで、総じて満足です。

そんなこんなで飲んだくれながら「へー」とか「ほー」とか言いつつ、また途中爆睡もして、結局「椿三十郎」を3回位見ながらウィーンに到着しました。
気温は17度。
東京より暑いんですけど(@_@)
誰よ、7度とか9度とか言ったのは(T_T)