arT’vel -Review- : art × Travel/旅×アート レビュー

ライターKababon(旅行、旅行業、舞台芸術);旅と舞台(主にバレエ、音楽)についての覚え書き

オーストリア・ウィーン(2):シェーンブルンで“モーツァルトを探せ”!

ウィーンの見どころの一つ、シェーンブルン宮殿



ハプスブルグ家の夏の離宮です。
が、意外と多いのが神童モーツァルトの絵でして、肖像画や群衆図の中にさりげに混じっているのです。

彼が活躍したのは今なお「オーストリアの母」として、最高の尊敬を集めている女帝マリア・テレジアの時代。
マリー・アントワネットにプロポーズしたという逸話が残るのもこのシェーンブルン宮殿です。

宮殿自体はマリア・テレジアが当時ライバルだったフランスはブルボン王家のヴェルサイユ宮殿に「負けるもんか!」と建てた宮殿ですが、お金が足りなくなってバロック本来のシンメトリースタイルになり切れなかったという建物だとか。

内部には歴代王家の方々の代表的な部屋が再現されており、やはりマリア・テレジアとその子供たちや、フランツ・ヨーゼフとシシィことエリザベート関係の展示が多いです。
フランスに嫁に行く前のマリー・アントワネットことマリア・アントニーナの肖像画などもたくさんあるのですが、確かに彼女はかわいらしい。

ウォーリーを探せ!」のごとくモーツァルト探しが楽しめるのが「儀式の間」。




ここに5枚の大きな群衆画が飾られているのですが、この絵の中にはどこかに必ず子供のモーツァルトが描かれています。
わかりにくいものもあるのですが、子供はそんなに多くない。



↑これとか



↑これなんか、結構カワイイです。

さすが永遠のエンターティナー・モーツァルト
こんな形で楽しませてくれるとは、さすがです!?