arT’vel -Review- : art × Travel/旅×アート レビュー

ライターKababon(旅行、旅行業、舞台芸術);旅と舞台(主にバレエ、音楽)についての覚え書き

ポケモン映画2009:来年は日本を舞台にヨロシク!?

毎夏恒例のポケモン映画を姪っ子共にお付き合いしてもらって見てきました。
映画の感想等はこちらに置いておくとして。

今回のポケモン映画の舞台はギリシアのメテオラ。
どんなところかはギリシア政観さんのサイトに詳しくありますが、平たく言ってしまえばとてつもない奇岩の上、あるいは岩壁に造られたビザンチン時代の修道院です。
よくもまぁ、このような所に…というような場所。
古代キリスト教の修道僧は隠棲生活を送っていたといいますが、ここなら否が応でも隠棲し、人と会わずにひたすら修道生活に明け暮れるよりほかない、という感じの場所です。

私はまだこのメテオラには行ったことがなく、一度行きたいとは思っているのですがなかなか機会がありません。
今回の映画でもメテオラらしい奇岩の修道院の雰囲気が非常によく出ていて、また村人がスイカを食べているあたりがとてもバルカンっぽくて良いなぁと思いました。
バルカンの夏はスイカだよなぁ、やっぱり。
(でも楕円スイカではなくまん丸スイカだったのは…やはり日本の子供たちに馴染みのフォルムと考えたうえでしょうかね)

でも宮崎アニメに比べるとポケモン映画って世界に配信されている割には、宮崎映画ほど「○○の舞台となった…」という話はあまり聞かないのですよね。
まぁ、ゲームをベースにしたお子様向け夏休み映画と、アカデミー賞にもノミネートされ大人まで幅広い層に人気の映画ということろで違うのかもしれませんが。
そういえばポケモン映画も過去にヴェネチアとかバルセロナなんかも舞台になってはいますが、私も「ポケモンの舞台となったヴェネチア」とは書いたことがないな。
ポケモンの場合はもともとすでに有名な観光地を使っているというのもあるかもしれません。
当然ながら、ギリシアに行ってもピカチュウがいるわけじゃないし。
宮崎アニメの場合は今でこそ有名ですが、当時としてはあまり知られていないクロアチアスロヴェニアを舞台にしたりしているから、観光地として認知させるために「宮崎アニメの舞台になった…」という引きが有効、ということもあるのかも。

いろいろ海外の観光地をベースに映画を作っているポケモンですが、そういえば日本を舞台にしてはいないんでは?
せっかく今秋金銀がリメイクされることですし、ホウオウの舞台はやはり日本しかあり得ない、ということで。
来年は原点回帰で京都を舞台に…なんて思います。
思いっきり和テイストばりばりにして、舞子さんにも、シロガネヤマにも出てもらい、カントーからリニア(シンカンセン)に乗ってもらったりしてさ。
せっかく世界に配信されるんだし、日本のサブカルチャーの代表として、日本の観光に一役買ってくれてもいいのでは?
ポケモンセンターに行けばピカチュウなんかもいるしね。