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ライターKababon(旅行、旅行業、舞台芸術);旅と舞台(主にバレエ、音楽)についての覚え書き

五島・長崎2010(1):げに日本とは多様な風土を擁する国なりて…

「年末年始を九州の離島で過ごす」。
東京より南ゆえ暖かいだろうと思っていた私は勉強不足…というよりバカ丸出しでした、スイマセン!スイマセン!スイマセン(←ラヴィ)


「これが最後の搭乗かもね」と言いながらJAL便で福岡へ降り立ったのですが、寒いのなんの!
小雪舞ってる!?
私は暖かいところに向かっている…はず…とこのあたりから「??」の嵐。

福岡の小雪は佐賀、長崎へとバスを進めるにつれて大雪に。
東京でだって滅多に見られないよ、こんな雪!

あまりの雪&高波の影響で、長崎の港から五島へ向かう高速艇は「危険だから」と引き返す羽目になり、乗り換えた二等座敷フェリーはまるで昔の青函連絡船プレイバ――ック!
外は雪で高波。
ぐわんぐわん上下に揺れる船中で「ここは津軽海峡だったか…??」と思いつつ、「なんで九州は東京より南なのに寒いんだよ!」と、半ば“ヽ(`Д´#)ノ ムキー!!”状態で九州出身のライター友達にメールを打ったら、返事。

「九州とはいえ、福岡から長崎は日本海性気候ゆえ東京より寒いんです(`・ω・´)ゞビシッ!!」

日本海性気候…。

つまり気候の基本が新潟とか富山とか鳥取とか、そっちの方と同じだったのね…。
スイマセン…私がバカでした_| ̄|○
東京より南だからって侮れない。
てかちょっと地図見て考えりゃわかるだろーが、自分。
日本の気候ってホント多様です。

「日本は北はシベリア性から南は亜熱帯性と多様な気候と風土があり、それに根差した食文化や伝統が今なお息づく、観光素材の宝庫である。1カ月以上の長期休暇の取れる外国人観光客には、日本縦断といった観光スタイルの提供も可能では…云々」

な――んて記事を偉そうに書いてる自分がこの体たらくで笑っちゃう限りであるが、いいの。
身をもって体感したから(居直り)。

とにかく。
それでもなんとか到着した五島には南の植生を代表する椿やフェニックスなんかが生えていて、やっぱり「東京より南」を実感させてくれます。
玉之浦椿という島特産の花まで見られて、なんとラッキーなことよ。


初日に行程中全ての悪天候の前払いをしたかのように、2010年を迎えてからは晴天続きでした。
下五島福江島は大瀬崎の西に広がるのは東シナ海で、その向こうは中国。
遣唐使の風待ち港」なんて、「天平の甍」か阿倍仲麻呂か…。


相変わらず寒いけれど荒波にもまれた寒ブリは旬。
島で育てられた五島牛はレアでいただいても血肉臭くなく、やわらかくてとろけそうな味わい。
さらし鯨なんて、鯨は給食の竜田揚げとベーコンしか知らないから、とてつもなく上品なものに出会った気分です。
ああ、至福(*^_^*)

「食材は全部島のものですか?」と聞いたらものすごく不思議そうな顔をされてしまったのだけど、離島ゆえ「地産地消」は言われるまでもなく当然のこととは後々ガイドさんの話で知ることになりました。
むーん、都会人をふりかざすつもりはなくても「地産地消」が当り前の社会に入り込むと、自分がものすごく都会の垢にまみれているなぁと感じます。

何より下五島上五島のバスガイドさんは、それぞれにおらが島が大好きでたまらない人達で、「もっと知って!」という思いがひしひしと伝わってきました。
この“バスガイドさん”も、日本ならではのすばらしいサービス&クオリティだよなぁ。
これで“バスガイドさん”がバイリンガルだったり多言語だったりしたら、間違いなく日本観光の名物になるに違いない。
そんな若い人たち、マジ出てきませんかね。
これだけ多様な風土がある国ですから、土地のガイドさんってのは本当に重要だと改めて感じた次第です。
いや、ユニークだよ、日本。

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