マカオ(1):史跡・情緒・飯の三本柱
マカオに来ています。
連日結構ハードスケジュールで気が付いたら3日目も終わりました。
で、実にマカオは20年ぶりくらい。
普通のOL時代に典型的香港格安ツアーで日帰りオプションだったのが初マカオでした。
確かそのツアーはもう旅行とは言えない酷いもんで、マカオはなんかとんでもないボロ船
で上陸してカジノに行って帰って来たような記憶しかない。
香港も何軒も土産物屋に行っただけって感じでタイガーバームガーデンくらいしか記憶にない。
今考えるととても私的には旅とは言えないツアーだったわさ。
今時こんな酷いツアー作ってるとこなんてもうないんじゃないか。
旅行パッケージの「安かろう悪かろう」のいい見本だったと思います。
まあとにかくそんなわけで「マカオ=カジノ」というイメージでした。
しかしそれがこういう旅行の仕事を始めてから徐々にイメージが変わってくる。
「マカオは歴史都市である」。
マカオが世界遺産になる前から、マカオをギャンブル都市から「歴史都市」としてプロモートし始めた関係者に、ホント敬意を表します。
今やマカオは香港のおまけでなくちゃんと「マカオ」として一つの旅行地になっているわけですから。
実際取材に出て日本人が多い観光地というのは久しぶりです。
そして大概日本人旅行客には史跡かレストランで出会います。
世界遺産の聖ポール寺院跡とか。
中国本土からのカジノ客が実際多すぎるため、結局のところデフォルト・カジノなんでしょうけど、でも明らかに日本人にとっては史跡の町となったんだと思います。
で、実際これがまた情緒というかノスタルジーがあっていい。
ポルトガルの香り、大航海時代の香りもさることながら、やはりザビエルやキリシタンなど日本に縁深い歴史があるから、マカオの辿った時代が何やらとてもリアリティをもって迫ってきます。
何より飯が美味い!
美味すぎる!
マカオ料理もポルトガル料理も中華も美味い。
しかも酒税が安いからワインがたくさん入ってくる。
で、またワインに合う料理が多いんだ、これが。
つくづく一般論として、日本人にとっての観光要素は「史跡」「情緒」「飯」の3本柱が必須とやはり感じました。
いや、はやり旅は20年過ぎてもちゃんと記憶に残るもんじゃないといかんね。