arT’vel -Review- : art × Travel/旅×アート レビュー

ライターKababon(旅行、旅行業、舞台芸術);旅と舞台(主にバレエ、音楽)についての覚え書き

フランス2011(2):フランスの大砂丘と仙台の牡蠣

どうよ(ど――ん)!
…というくらい迫力の砂丘です。



右手に大西洋を、左手にアキテーヌの松林を望む絶景。
アルカッションにあるピラ砂丘で、フランスの名勝のひとつです。

この砂丘は高さは105mで、常に動いているのだそうです。
靴を脱いで裸足で登るのがいいのですが、傾斜が結構きついので相当疲れるのを覚悟の上で(笑)
スキー場でいうところの30度傾斜くらいあるだろうか。



大回りでゆるゆると登れるコースもありますが、足下がやわい砂なので、普通のトレッキングよりは遙かに疲れます。
一気に登った方が、意外と楽かもしれません。

でも上からの絶景は、ご紹介したとおりで。

大西洋側には砂州が望め、また「ile des oiseaux(鳥島)」付近では牡蠣の養殖が行われています。


フランスの牡蠣の70%はこのアルカッション産だそうです。

で、このアルカッションの牡蠣の種牡蠣は、実は仙台から来たものなのだとか。
十数年前になぜかこの地方の牡蠣が全滅してしまい、種牡蠣を仙台から取り寄せて、復活させたのだそうです。
日本生まれのフランス育ち、というわけで。


今、東北の牡蠣がどうなっているのか、調べていないし調べられないのでわからないですが、もし種牡蠣が必要なら、またアルカッションから送ってもらうことができるのかも!?
いわゆる「里帰り」になるわけだし。

…と話したら、「おお!そりゃいいアイディアだ~!」と今回の旅仲間たちには受けましたが。
どうなんでしょうね。
ちなみに牡蠣はレモン絞って、殻から剥がしていただきます。

磯の香りとレモンの香りがつるんとサワヤカ。
海の味です。