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ライターKababon(旅行、旅行業、舞台芸術);旅と舞台(主にバレエ、音楽)についての覚え書き

フランス2011(5):<EX>桜、サクラ

エクストラその2。
この時期、渡仏すると桜を見逃すというリスクがあるのですが、今年は間に合いました、日本の桜。
これはウチの近所の、中学校の桜です。


今年はどうしても見たかった。

こちらはピレネーの山、ラリューヌ山を訪れた時のサクラ。


ガイドさんによるとサクランボを採るサクラの木だという話です。
ラリューヌ山については、これは結構面白かったので、また別途。

で、このサクラ、もといサクランボ。
何故か赤白2種類の花が1本の木に咲いているんですよ。
遠くてよく解らないかもですが、1本の木なんですよね。
多分くっつけたか何かで交配させたのだろうと思うのですが。


これはこれでキレイです。
というかやっぱりフランスの田舎らしい風景です。
「サクランボの花が咲く頃」…というフランスの歌は「紅の豚」でも歌われていましたが、種類は違えども、フランスでもサクラの花は、やっぱり季節と郷愁の味わいがあるものなんだな、としみじみ。


というわけで、再び日本の桜。

日本人にとって桜って、特別な意味があるのだと、毎年思いますが、今年は特に、そう感じます。

思えば3.11から1カ月経とうとしています。
「とんでもないことになってしまった」「もう明らかに、以前には戻れない」
東北だけではなく、東日本全体の、日本の、とんでもなく大きな、歴史と価値観の転換期。
そう我が身に切実に、痛切に実感したのは、どうにも原稿に取り掛かれない、と気付いた時でした。

11日に地震が起こり、15日が締め切り。
レジャーの楽しい話題なんて、とてもじゃないけど頭が切り替わらない。

でも「書けません」なんて言えない。
原稿落としたら雑誌に穴が開く。
それに出稿媒体は無傷な西日本。
「こんな時こそ西日本に頑張ってもらわねば…!」という、そんな思いだけで、普段なら2時間程度でできそうな文章を、すさまじく時間をかけて、絞り出すように書いたような気がします。

何がどう変わっていくのか。
今は日々の生活をこなしつつ、それが何らかの形で「支援」になればな、と思います。
果たして、来年はどんな思いで桜とサクラを見るんだろう。