arT’vel -Review- : art × Travel/旅×アート レビュー

ライターKababon(旅行、旅行業、舞台芸術);旅と舞台(主にバレエ、音楽)についての覚え書き

2013-01-01から1年間の記事一覧

新国立劇場バレエ団「Dance To The Futur ~Second Steps~」:とにかく続けてほしい

メモだけつくってアップできなかったのですが、今更的に放出しておきます(^_^;)12月7日(土)、新国立劇場バレエ団「Dance To The Futur ~Second Steps~」を見てきました。新国ダンサーが振り付けた作品を新国のダンサーが踊るという試み。「Second」とあ…

宝塚歌劇団月組「メリー・ウィドウ」:“ザ・タカラヅカ”的華麗なる夢舞台

非常に今更的ですがUPしておきます(^_^;)でもこれ以上に、メモ的草稿だけ書いて上げられずにいるもっと今更的ネタもあるのですが(-"-;)12月8日午前の部で宝塚歌劇団月組「メリー・ウィドウ」を観てきました。そもそもレハールの「メリー・ウィドウ」自体が好…

新国立劇場バレエ団「くるみ割り人形」:雪の女王も金平糖もそばにいる

12月22日、新国立劇場バレエ団「くるみ割り人形」、主演は金平糖が米沢唯さん、王子が福岡雄大君。雪の女王が小野絢子さんで、クララが井倉真未さん。この日は朝からチケット争奪戦でした。チケットは戻りゼロで、当日券22枚を早起きしてGETするという争奪戦…

新国立劇場バレエ団「くるみ割り人形」:人はこれほど輝けるものか

●おそるべし「くるみ」12月21日、新国立劇場バレエ団「くるみ割り人形」です。この時期は多忙で平日はおろか休日も行けるかわからない状態だったし、発売時期も結構修羅場続きだったので、チケットは行けると決まったら当日買えばいいか、なんてタカをくくっ…

新国立バレエ団「バレエ・リュス」(1):新国ならではのシーズン開幕

11月13日、待ちこがれた新国バレエのシーズン開幕です。さらに15日、17日と3日間観てまいりました。開幕のこの「バレエ・リュス ストラヴィンスキー・イブニング」はまず滅多に観ることのできない迫力のある、ディープな公演でした。「火の鳥」「アポロ」「…

松代(1):ジュサブローの真田信之は激イケメン

長野市松城町、真田信之の「聖地」、行ってまいりましたが!最初に訪れた真田宝物館に、予想外のジュサブロー作、真田信之人形があってもう、そこでまず頭がショートしました(笑)しかもその信之人形、激絶イケメンなんですよ!見てよ!

新国立劇場バレエ「ドン・キホーテ」(4):そして、旅は続く

英国ロイヤル祭りが始まってるんですが、空気読まずに新国ドンキ続き、というかこれで最後で。6月30日、新国立劇場バレエ団「ドン・キホーテ」4日目、寺田&奥村組です。最終日、特に奥村君の主役デビューということもあり、厚地王子が古巣に帰る今となって…

新国立バレエ「ドン・キホーテ」:(2)と(3)と(4)の間

新国立劇場バレエ団「ドン・キホーテ」、結局今回は4日間4キャスト全てを観たので、レビューはあと1回残っているのですが。その前に。6月23日に突如行われた米沢&厚地組「ジゼル」DVD発売記念サイン会と、6月29日厚地君最後の主演舞台の出待ちの模様を(笑…

新国立劇場バレエ「ドン・キホーテ」(3):そして伝説の舞台となる

6月29日、新国バレエ劇団「ドン・キホーテ」、川村&厚地組は、あつじーファンの私的には本命のキャストです。が。オノラブルダンサー…実質上半引退となる川村さんと、今季限りで古巣のバーミンガム・ロイヤル・バレエに戻る厚地君という、サヨナラ組の公演…

新国立劇場バレエ「ドン・キホーテ」(2):主演の後ろの濃ゆい方々

6月23日、新国立劇場バレエ団「ドン・キホーテ」、小野&菅野組です。初日の熱いカップルとは打って変わって基本形と言いますか、やはりどこかクールなキトリ&バジルです。理性的に計算して役を作るような小野さんに、個性的な男性陣の中にあって「真面目」…

新国立劇場バレエ「ドン・キホーテ」:「日本のバレエ」のデフォルト

6月22日、新国立劇場バレエ団「ドン・キホーテ」初日、米沢&福岡組です。いやもう、天晴というかなんというか。終わってしばらくぼーっとしていました、いろいろな意味で。米沢さんの盤石のテクニックはわかっていましたが、福岡君がキレッキレ!本当にこの…

新国立劇場バレエ:「ドン・キホーテ」を前に、厚地王子のことを

出張前だったから、6月のアタマ、もう半月ほど前でしょうか、新国立劇場バレエ団の厚地康雄君が退団し、古巣のバーミンガム・ロイヤル・バレエ(BRB)に戻るというニュースが飛び込んできたのは…。思えば「厚地康雄」というダンサーを初めて強烈に意識したの…

新国立劇場バレエ:チャコット・イベント覚え書き

5月25日、リニューアルオープンのチャコット新宿店で開かれた「新国立劇場ダンサーによるイベント」に行って参りました。見る専で踊らない自分は、でもこんな機会でもないと「あの」チャコットに足を踏み入れることなどほとんどないので、いそいそと出かけて…

三銃士の旅:番外編・銃士たちの時代にあったこと

まさか南アフリカで銃士時代のユグノーの話を聞くなんて思わなかったから、頭が結構大きく振れました、銃士に、また。 銃士脳だからしょうがないわね(笑) 南アフリカのケープタウンから小1時間くらいのところにステレンボッシュという町があります。 ケー…

南アフリカ(1):テーブルマウンテンにいたぷりちぃな奴

ケープタウンのシンボル、テーブルマウンテンは3億5000万年前の海底が隆起してできた山だそうで。縞々の3億5000万年前の地層が目の前に迫ってくるという、なんとも地球の力と雄大さを感じる山です。運が良ければ登れる山に、今回は予定通り一発で登れたのは…

新国立劇場バレエ「ペンギンカフェ」(3):セカンドキャストとファーストキャストB

5月3日、新国立劇場バレエ「ペンギン・カフェ」のセカンドキャスト、そして4日楽日、ファーストキャスト(勝手に)Bを見てきました。ファーストキャスト(勝手に)Bはこの日だけペンギンカフェのノミ役が五月女さんだったんですね。結局全キャストコンプして…

新国立劇場バレエ「ペンギンカフェ」(2):バレエのテーマは無限にて

4月28日「ペンギンカフェ」初日の続きを。実にバレエのテーマというのは無限です。ラブロマンスもあれば、悲劇もあるし、家族の話もある。環境問題も、社会的なメッセージを投げかけることもできる。「バレエのテーマはこうあるべき」「ラブロマンスじゃなき…

新国立劇場バレエ「ペンギンカフェ」(1):オオウミガラスの見た夢…

4月28日、新国立劇場バレエ「ペンギンカフェ」の初日、ファーストキャストを観てまいりました。(新国特設サイト→http://www.atre.jp/13penguin/)バランシンの傑作の一つ「シンフォニー・イン・C」、ビントレー監督の日本初演となる「E=mc2」、そして再演…

新国立劇場「ペンギン・カフェ」:ゲネプロ、ネタバレしない程度に

「ペンギン・カフェ」のゲネプロを見てきました。オケさんも指揮者のマーフィーさんもラフなシャツで参加されてて、本番のようだけど、やっぱりゲネプロ。明日が初日なのでネタバレはしませんけど、とにかく濃ゆいです。濃厚です。シンフォニー・イン・C、日…

新国立劇場バレエ「ジゼル」米沢&厚地組:ただ1日だけのジゼル

2月23日、新国立劇場バレエ、米沢&厚地組のジゼルを見てきました。この日限りのキャストというのが惜しいくらい、渾身の演技を見せていただきました。個人的な趣味は横に置いても、この2人は息は合ってるし、また並んだときの身長差もすごくいい。もっとい…

新国立劇場バレエ「ジゼル」ゲスト組:魂は静かに、昇華する

2月20日、新国立劇場バレエ「ジゼル」、ゲスト組を見てまいりました。ジゼルがチェコ人のダリア・クレメントヴァ、アルベルトがロシア人のワディム・ムンタギロフで、2人ともイングリッシュ・ナショナル・バレエで踊っています。2人とも昨年、「コジョカル・…

新国立劇場「ジゼル」初日:新国的ドラマチック・ジゼル

2月17日、新国立劇場「ジゼル」初日を見てまいりました。新国でのジゼルは実に7年ぶり。ある意味今回は初見のつもりで見てきましたし、また楽しめました。アルブレヒトをアルベルト、ヒラリオンをハンスとするこのバージョンは、ドラマ性に重点を置いたプロ…

新国立劇場バレエ「ダイナミック・ダンス!」(2):新国バレエはまだ進化できる

今回の「ダイナミック・ダンス!」はそれぞれ個性の違う3種の演目が踊られる、しかも3.11の大震災で公演延期となった舞台です。3つの作品の共通テーマは「アメリカ」。1つ目の「コンチェルト・バロッコ」、NYCBを創設したバランシンの作品で、音楽はバッハの…

新国立劇場バレエ「ダイナミック・ダンス!」(1):人は限界を超えられる

とにかく素晴らしい感動をいただきました、ダイナミック・ダンス。1月26日ソワレ(セカンドキャスト)、自分的には初日24日(ファーストキャスト)に続く2回目の観賞となる「イン・ジ・アッパー・ルーム」でしたがもう、圧巻!どんだけパワフルなの!とてつ…

新国立バレエ「ダイナミック・ダンス!」公開リハーサル:Take Fiveのできるまで

1月21日、新国立劇場バレエ「ダイナミック・ダンス!」の公開リハーサルに行ってきました。募集は劇場のHPで行っており抽選などはなく、入場料に当たるものは東日本震災基金「絆」への寄付金500円のみ。新国さん、こうした催しは寄付が入場料でもいいですか…