ハンガリー冬(1):ブダペストのクリスマスマーケット
気温6度。
なかなか過ごしやすい冬のハンガリーです。
さて。
冬の欧州の風物詩といえばクリスマスマーケット。
ハンガリーのブダペストでも冬になると市内のあちこちにツリーが飾られ、クリスマスマーケットには手作り風のぬくもりが感じられるオーナメントなどが並んでいます。
メインとなる会場は地下鉄1番線の終着駅/始発駅であるウルーシュマルティ広場。
到着するといきなり漂ってくるのはグリューワインの甘い香り。
ワインの国・ハンガリーのグリューワインはぜひ、味わっておかねば!ということで早速スタンドに突進。
グリューワインは1杯1100フォリント(約550円)。
「ブダペスト」と書かれた大きなマグカップになみなみと注いでくれます。
料金にはデポジット料も含まれていて、カップを返却すると500フォリントを返却してくれるので実質約250円というところでしょうか。
受け取ったカップは寒さで縮こまった手にも優しい温かさ。
ツンとするワイン&ハーブに、ハンガリーの特産品はハチミツということもあってか、ハチミツを使った甘い香りも漂ってきます。
味は、甘い!
でもすごくあったまります。
美味い。
店にはオーナメントやキャンドル、民芸調の陶器が並びます。
ハンガリーらしいオーナメントはクルミを使った人形やトウモロコシの皮や木など手作りの民芸調のものだとか。
薄い板にペイントしたオーナメントは250フォリントくらいから。
クルミの殻に赤ちゃんが入っているオーナメントは450フォリント。
ちょっと大きめの木の実にトウモロコシの皮を使ったものもあり、なかなかにかわいらしい雰囲気です。
なんだか寒い冬をほっこりと過ごす、家族の温もりが伝わってくるような感じですね。
広場の大きなツリーの下にはクリスマスならではのキリストの誕生をあらわした人形が飾られています。
こちらでは「ベツレヘム」というのだとか。
木彫りタイプのシックなものなどいろいろなものがあります。
ブダペストのマーケットはこのほかフランツ・リスト広場でも開かれています。
ハンガリアン・カントリー風のかわいらしいムードに溢れていて、ハンガリーらしい味わいが感じられます。
この時期行かれる方はぜひ、お立ち寄りくださいまし。