arT’vel -Review- : art × Travel/旅×アート レビュー

ライターKababon(旅行、旅行業、舞台芸術);旅と舞台(主にバレエ、音楽)についての覚え書き

タイ・パタヤ2010(1):パタヤ大変身!

パタヤに来ています。
でも例によって明日の夜便で帰国なのですが…(^_^;)
どうもタイのホテルのネットはやたら金を取るか、まったくフリーかで極端です。
メールチェックができなくて困る…(T_T)

で、パタヤ
「ドラッグと即席カップルとオカマの天国」といわれて久しいパタヤですが、まあその変貌ぶりに驚きました。
つまりここ数年でラグジュアリーホテルがわんさかできていたんです。

今日泊まってるホテル、プルマン・アイサワン。

かつては「アイサワン・パタヤ」として知られ、今年からアコーのプルマン・ブランドとなりましたが、パタヤのイメージを変えるさきがけの一つといわれるラグジュアリーホテルが、このアイサワンです。
…なんでこんなとこ一人で泊まってんだよ自分…(T_T)
空しすぎる…。

私が最後にパタヤに行ったのは実に6、7年前。
その頃は確かにまあ、「若い奴がちょっと異文化体験に行ってもいいんじゃない? 怪我しない程度にね」という感じ。
「間違っても子供なんて連れてけない」とも言われていましたが。

家族連れで行ってください。
カップルも、ロマンチックなハネムーンもOKです。
シニアの方々も、ゴルフを楽しみながら滞在してください。
“違いの分かる旅行者”は、ホテルで何もしない贅沢が楽しめます。
お嬢さん方、いいスパがたくさんあって、しかもプーケットよりまだ安いですよ。

いやいや。
恐れ入りました。

イメージチェンジが特に著しいのはパタヤ北部。
いわゆるヤバイところが南部にあるので、ある意味差別化ですね。
以外広いパタヤなので、一度北部のホテルに入ってしまえば、南部のヤバいストリート・マーケットははるか遠方。
車でも30~40分はかかるので、見なければ見ないままで済むわけです。
家族連れなら「見せないで済む」というのでしょうか。

いや、もちろんそんな“昔ながらのパタヤを偲びたい”という人はどうぞ出かけてください。

パンツのお姉ちゃんがポールの周りで踊ってたり、女の子よりきれいなオカマちゃんがお酒注ぎにきてくれたり…という姿はやはり健在です。
やたらとロシア語と中国語の看板が増えているあたりに客層の変化を感じますが、怪しげなロシア煙草の匂いが漂うバーで、オカマちゃんかお嬢さんかわからないような“女の子”の踊りを見つつ一杯ひっかける、というのもパタヤならではの異文化体験でございます。

でも「パタヤのイメージチェンジ」は現地観光局やラグジュアリー系リゾートをはじめとするタイ観光業者の悲願だとか。
「万人が安心して訪れることのできる観光地」とするためには健全なイメージこそ必須なわけですから、パタヤはそういう意味では政府ともども本腰入れてテコ入れを始めたという感じです。
バンコクプーケット集中型のタイゆえに、選択肢が広がるのもいいことかと。