arT’vel -Review- : art × Travel/旅×アート レビュー

ライターKababon(旅行、旅行業、舞台芸術);旅と舞台(主にバレエ、音楽)についての覚え書き

ウィーン(3):ウィンナ・ワイン

本日は気温9度。
ウィーンの4月は特に気候が変わりやすく、今日もよく晴れている…と思ったら、夕方突然大雨、そのあとまた晴れだけど気温はすっかりさがって3度くらいという感じ。
とにかく天気はめちゃめちゃ変わりやすく、こんなの誰にも読めません(^_^;)
「この気温が普通」といいますので、やっぱり先日の17度、19度っていうのは異常だったんですね。
お出かけの際は傘をお忘れなく。

で、
ウィーンに来てワインばっかり飲んでいます。
とにかくおいしいんですね。
オーストリアですからビールはもちろんシュナプスもあるわけですが、やっぱりウィーンといえばワインです。
メインは白。
そしてスパークリングワイン「セクト」または「セッコ」はカフェやレストランで普通に頼めます。
葡萄の種類で味わいはそれぞれ変わりますが、全体的にさっぱりした味わいがあり、油断するといくらでも飲めてしまいそうです。

ウィーンのワインは歴史は3000年以上。
ドナウ&ウィーンの森の石灰岩地質の恵みで、昔から良質のブドウが採れました。
昔からアルコールと言えばワイン、葡萄酒というのが、ウィーンの飲み物だったのです。

しかも。
ウィーンのワインは地産地消
つまり華麗なる大都市・ウィーンのシンボルであるシュテファン教会から8km程度のところに770haのブドウ畑があるわけです。

当然その近辺にはワイナリーがあり、ホイリゲがあります。

週末にもなると、ウィーンの丘周辺のワイン畑方面へドライブに行き、丘の畑の間に作られた遊歩道でのんびり季節の花を愛でながら散歩をし、ホイリゲで一杯やる、というのがウィーンのライフスタイルなんですね。
素敵すぎ~!

そのワイナリーの一つ、「Chirist」は400年の歴史がある老舗。

店の雰囲気は新しいですが、「ゲミュンターザッツ」という白ブドウ数種のブレンドワインはオーストリアのワインコンテストでグランプリを受賞をし、ローマ法王にもワインを献上したという銘家です。
昔ながらの有機栽培でブドウを作り、収穫はすべて手摘みだとか。
満月の夜に収穫したブドウで作ったワインは、不思議なさっぱり感と力強さがあり、大地の恵、地球の恵、大自然の神秘を感じさせてくれます。

この満月ワイン「ヴァイスブルグンダー2006」、機会があれば試してください。
価格は15ユーロで、かなり値ごろ感があります。
満月の日の収穫祭には、周辺・近隣から人がたくさん集まってくるそうです。