arT’vel -Review- : art × Travel/旅×アート レビュー

ライターKababon(旅行、旅行業、舞台芸術);旅と舞台(主にバレエ、音楽)についての覚え書き

【Photo】宜蘭・国立伝統芸術中心活動通:布袋劇なる伝統芸能の進化形を見た!

「なんだ、この宝塚みたいなお耽美な人形たちは!(//∇//)」

びっくりして、しかし目が釘付けになったのが宜蘭市国立伝統芸術中心活動通(宜蘭国立伝統芸術センター)内にある布袋劇「霹靂」シリーズの専門ショップです。

そもそもの目的は国立伝統芸術中心活動通(宜蘭国立伝統芸術センター)の視察。 宜蘭のある蘭陽一帯の古い家屋、建造物を一部移築しながら、1900年代初頭の街並みを再現した、いわゆるテーマパークで、レンガ造りに黒い瓦を合わせた中華に洋風装飾をミックスした擬洋風装飾の建物が並ぶ通りでは、時間になるとパレードも行われます。

センター内には文昌祠、展示館、戯劇館、伝習街、民芸街、臨水街が造られており、筆屋、履物屋、小物屋、お茶屋などがあるのですが、その一角に「霹靂」シリーズの専門店がありました。

布袋劇は、もともと台湾の民俗伝統芸能。 頭と手足が木で、胴体は布製であることから「布袋」劇、と呼ばれたそうです。 日本の文楽や田楽、農村歌舞伎のように、村々で上演されていた人形劇で、中国南部から伝わり、台湾で独自の進化を遂げた布袋劇は戦後テレビシリーズが放映されるようになります。 そして1980年代に、耽美な造形、映像技術を駆使して作り上げられたのが「霹靂」シリーズ。 台湾の人気番組として今なおライヴでも上演され、同人誌やグッズ、コスプレなども行われているそう(笑) 日本の同人界とほぼ同じことが行われているようです。

この国立伝統芸術中心活動通(宜蘭国立伝統芸術センター)の伝統的なスタイルの野外ステージでも、同人によるコスプレなど、イベントが行われいているようで。

ちなみに2016年、今年7月から放送されている布袋劇「Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀」はこの霹靂スタッフと日本のゲームメーカーの共同制作。 最強のタッグのような気がします。 この映像のすごさはぜひ一度ご覧あれ。 伝統芸能が進化した姿です。 ↓ https://youtu.be/_5IjA8NvWiQ

個人的には宝塚が舞台化してもおかしくないと思っていますが(笑)

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