arT’vel -Review- : art × Travel/旅×アート レビュー

ライターKababon(旅行、旅行業、舞台芸術);旅と舞台(主にバレエ、音楽)についての覚え書き

姫路(1):地元飯・アーモンドトーストを食べに行く

1月25・26日と姫路へ行ってきました。
初姫路です。
新国立劇場バレエ団の公演を見に行くついで、といってはなんですが、世界遺産の姫路城もあるしいい機会でした。
とはいえ姫路城は思いっきり天守閣改修工事中だったのですが。


ただちょうどNHK大河ドラマ軍師官兵衛」ゆかりの地ということで、町中どこをみても官兵衛だらけです。
山陽電車も官兵衛号ですw



官兵衛さんの話はまた別項ということで、今回行ったのは姫路市の南西、海辺の地域、網干(あぼし)地区。

目的は姫路のご当地メニュー、「アーモンドトーストのモーニングセット」です。

このアーモンドトースト、ケンミンSHOWで紹介されて一躍有名になったというもので、要はアーモンドバターを塗って焼いたトーストです。

アーモンドバターというもの自体がそもそも私は聞き慣れなかったのですが、アメリカでピーナッツバターにアレルギーを起こす子供に代用として考案された、というもののようで。
それが何故姫路のご当地メニューになったかというのは、仕掛け人の成田珈琲店さんのサイトで詳しく紹介されています。

詳細は読んでもらうとして、ここで簡単にいえば成田珈琲店さんがアーモンドバターの営業用にレシピを作り、いくつかの喫茶店等々でメニューとして採用してもらいお店に出してもらったところ、口コミでウワサが広まり、姫路のご当地メニューとして定着した、ということです。
昭和50年…つまり1975年頃からもうこのメニューがあったということですね。
それなりに歴史があります。

で。

事前にネット等々で物色し、歩いていけそう(←車のない旅行者には非常に重要ポイント)でかつ、呼ばれるところ…と思ったのが「カフェ・ド・ムッシュ網干店」でした。

ケンミンSHOWで紹介された店でもあるゆえベタではありますが、自分の「美味いものアンテナ」にめちゃくちゃ引っかかり、またお店で売っているアーモンドバターは兵庫県の特産品「五つ星兵庫」にも選定されたというし。

というわけで、いざアーモンドトースト。

行き方は「姫路から山陽線で飾磨乗り換え網干行き…」とか、読めんわー!
飾磨(シカマ)とか網干(アボシ)とか、この他にも魚吹(ウスキ)とか、なんか西の方も難読地名って多いわ、北海道ほどではないにしても。

とにかく電車で20分ほど、さらに駅から徒歩15分ほど。



とにかくテクテクと歩いて辿り着いた店は、結構朝から流行ってます。
常連さんが多いようで、スタッフのお姉さんが「○○さん、おはようございます」と声をかけながらおしぼりとお冷を出していきますよ。
町のカフェです。

こちらはもう観光客と見破られていて、「当然アーモンドトーストよね」的な微笑みで「お決まりでしたらお伺いします」とか、私まだメニュー開いてませんw

でもやっぱり、アーモンドトーストのモーニングセット。



オムレツかゆでたまごが選べて、サラダ、ドリンクが付いて430円です。
ワンコインでお釣りがきます。

アーモンドバターは少し甘目。
といっても普通にジャムとかを塗って食べる甘さなので、うるさくはない。
トーストはアーモンドバターをたっぷり塗って焼くので、パン自体はフニャッとしていますが、アーモンドのつぶつぶと、半生的だけどでもやっぱりトースト、という食感が面白い。
朝からエネルギーチャージできそうです。

で。
食べ終わった頃にもう1つ…小さな湯のみを持ってきてくれたのですが、これがなんと昆布茶!



甘目のアーモンドトーストを食べ終わった食後のドリンクで、この昆布茶のしょっぱさが非常に良く合うからオドロキ。
口が逆にさっぱりして、気持よくコーヒーに移っていけるという、ここが一番の感動ポイントでしょうか。
むー、メニューをよく知ってるからできるワザ。
いやいや、ごちそうさまでした。

というわけで。
アーモンドバターも購入してきました。
500円。



保冷剤を付けてくれたのは、ほんとにバター(実際はマーガリン)なので、溶けるからなんですね。
冬だから良かったですが、ホテルに帰ったら速攻冷蔵庫行き。
お持ち帰りする場合は保冷袋を用意していったほうがいいかもです。

 

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